ボリューム・ヒストリーの削除

サーバーによって収集された順次ボリューム・ヒストリー情報が必要でなくなった場合に 削除するためには、最初に以下のフィールドを完全なものにしてから、完了 をクリックするか、あるいは取消をクリックしてこのタスクを終了してください。たとえば、現在使われていないデータベース・バックアップ に使用されているボリュームに関する情報を削除したい場合があります。

対象日付

削除したい順次ボリューム・ヒストリー情報を選択するのに使用する日付を入力します。Tivoli Storage Manager は、指定した日付と同じかまたはそれより前の日付のレコードだけを削除します。

対象日付の設定は次の通りです。

MM/DD/ YYYY MM/DD/YYYY 形式の特定の日付以前に作成されたレコードを削除したい ことを指定します。

例: 01/31/1997

TODAY 現在の日付以前に作成されたレコードを削除することを指定します。
TODAY-numdays or -numdays 現在の日付から指定した日数を引いた日付以前に作成されたレコードを削除することを指定します。日数の最大値は 9999 です。

例: 30 日以上古いレコードを削除するためには、対象日付=Today-30 または 対象日付=-30 と指定することができます。

対象時刻

ボリューム・ヒストリー・ファイルから削除するレコードを選択するのに使用する時刻を 入力します。このパラメーターは任意選択です。 対象日付によって指定したデータ基準と一致したレコードで、対象時刻によって指定した時刻と同じかそれ以前の時刻をもつレコードだけを、Tivoli Storage Manager は削除します。

対象時刻の設定は次の通りです。

HH:MM:SS 指定した日付の HH:MM:SS 形式の特定の時刻以前に作成されたレコード を削除したいことを指定します。

例: 12:30:22

省略時値は、指定した日付の真夜中 (00:00:00) です。

NOW 指定した日付の現在の時刻以前に作成されたレコードを削除することを指定します。

例: 9 時 (9:00) に 対象時刻=Now を指定してボリューム・ヒストリーを削除した場合に、Tivoli Storage Manager は、指定された日付の 9 時 (9:00) 以前のレコードを削除します。

NOW +numhours: numminutes または +numhours: numminutes 指定した日付の、現在の時刻に指定した時間数 (および、任意で分数) を足した時刻、またはそれ以前に作成されたレコードを 削除することを指定します。

例: 9 時 (9:00) に 対象時刻=Now+3 または 対象時刻=+3 を指定してボリューム・ヒストリーを削除した場合に、Tivoli Storage Manager は、指定された日付の 12 時 (12:00)以前のレコードを削除します。

NOW -numhours: numminutes または -numhours: numminutes 指定した日付の、現在の時刻から指定した時間数 (および、任意で分数) を引いた時刻、またはそれ以前に作成されたレコードを削除したいことを指定します。

例: 9 時 (9:00)に 対象時刻=Now-3:30 または 対象時刻=-3:00 を指定してボリューム・ヒストリーを削除した場合に、Tivoli Storage Manager は、指定された日付の 5 時 30 分 (5:30) 以前のレコードを削除します。

ボリューム・タイプ

ボリューム・ヒストリー・ファイルから削除するレコードのタイプを指定します。

All 日付および時刻と一致したすべてのレコードの削除を指定します。
DBbackup データベース・バックアップ (完全または増分) に使用されているボリュームに関する情報を含み、 指定した日付と時刻の基準を満たしているレコードのみの削除を指定します。
DBdump オンライン・データベース・ダンプ (バージョン 2 のインストール前に行なわれたもの) に使用したボリュームに関する情報を含むレコードだけの表示を 指定します。
Export エクスポート・データに使われているボリュームに関する情報を含み、 指定した日付と時刻の基準を満たしているレコードのみを削除することを指定します。
Stgnew 新規の順次アクセス・ストレージ・ボリュームに関する情報を含み、 指定した日付と時刻の基準を満たしているレコードのみを削除することを指定します。
Stgdelete 削除された順次ストレージ・プール・ボリュームに関する情報を含み、 指定した日付と時刻の基準を満たしているレコードのみを削除することを指定します。
Stgreuse 再利用された順次ストレージ・プール・ボリュームに関する情報を含み、 指定した日付と時刻の基準を満たしているレコードのみを削除することを指定します。
RPFile 回復計画ファイル情報をボリューム・ヒストリー・テーブルから削除することを指定します。
DBRpf データベース・バックアップ (完全または増分) および回復計画ファイル情報をボリューム・ヒストリー・テーブルから削除することを指定します。
DBSnapshot データベースのスナップショット・バックアップに使用されたボリュームに関する情報を含むレコードだけを削除することを指定します。
RPFSnapshot スナップショット・データベースのバックアップを前提として作成され、ターゲット・サーバー上で保管されるスナップショット回復計画ファイル・オブジェクトに関する情報を含むレコードだけを削除することを指定します。