ストレージ・プール・ボリュームの監査 (複数)

データベース情報とストレージ・プール・ボリュームの間の不整合を検査するためには、最初に以下のフィールドを完全なものにしてから、「完了」をクリックします。このタスクを終了するには、「取消」をクリックします。

注: DATAFORMAT=NATIVE の ストレージ・プールに属しているボリュームだけを監査することができます。

検出された問題を自動修正

データベース情報と指定のストレージ・プール・ボリュームの間の不整合をサーバーが解決するかどうかを選択します。

1 次ストレージ・プール
Yes Tivoli Storage Manager は不整合が見つかると、それを修正します。
  • 物理ファイルがキャッシュ・コピーである場合には、Tivoli Storage Manager はそのキャッシュ・ファイルを参照しているデータベース・レコードを削除します。 1 次ファイルは別のボリュームに保管されます。
  • 物理ファイルがキャッシュ・コピーではなく、そのファイル が 1 つまたは複数のコピー・ストレージ・プールにも保管されている場合には、 エラーが報告され、データベース内のその物理ファイルに障害があるとマークされます。物理ファイルは RESTORE VOLUME または RESTORE STGPOOL コマンドを使用することによってリストアできます。
  • 物理ファイルがキャッシュ・コピーではなく、その物理ファイルが コピー・ストレージ・プールに保管されていない場合には、不整合が検出された 論理ファイルがそれぞれデータベースから削除されます。
  • 注: リストア処理 (RESTORE STGPOOL または RESTORE VOLUME) を実行 中の場合には、AUDIT VOLUME コマンドで FIX=YES を使用しないでください。  この AUDIT VOLUME コマンドでリストアが完了しないことがあります。

No Tivoli Storage Manager は、不整合が検出されたファイルを参照するデータベース・レコードを報告しますが、削除はしません。省略時値は No です。
  • Tivoli Storage Manager はこのファイルをデータベースで  damaged としてマークを付けます。  バックアップ・コピーをコピー・ストレージ・プールに保管した場合には、RESTORE VOLUME または RESTORE STGPOOL コマンドを使用してファイルをリストアすることができます。
  • ファイルがキャッシュ・コピーの場合には、AUDIT VOLUME コマンドを出し、FIX=YES を指定してこのボリューム上のファイルへの参照を削除しなければなりません。  物理ファイルがキャッシュ・コピーではなく、コピーしたものがコピー・ストレージ・プールに保管されている場合には、RESTORE VOLUME または RESTORE STGPOOL コマンドを使用してそのファイルをリストアできます。
コピー・ストレージ・プール
Yes Tivoli Storage Manager は、当該物理ファイルへのすべての参照、および 存在しない物理ファイルを指しているデータベース・レコードを削除します。
No Tivoli Storage Manager はエラーを報告し、データベース内の物理ファイル・コピーを損傷 (damaged) としてマークを付けます。

部分ファイルをスキップ

Tivoli Storage Manager が指定されたストレージ・プール・ボリュームの監査を実行する際に複数のストレージ・プール・ボリュームにまたがるファイル (スキップ・ファイル) を無視するかどうかを選択します。

Yes Tivoli Storage Manager は監査対象のボリューム上に保管されている完了ファイルだけを監査します。 順次 アクセス・ボリュームの場合、指定されたボリュームだけがマウントされます。 スキップされたファイルの状況は不明です。
No Tivoli Storage Manager が指定されたボリュームに対して監査操作を実行する際に、複数のボリュームにまたがるファイルを監査することを指定します。 順次アクセス・ボリュームの場合、複数のボリュームをマウントすることができます。 省略時値は No です。

静止モード

Tivoli Storage Manager がボリューム上の検索不能ファイルについての詳細な通知メッセージを活動記録ログおよびサーバー・コンソールに送るかどうかを選択します。

Yes Tivoli Storage Manager は静止モードになります。したがって、要約報告書だけを活動記録ログおよびサーバー・コンソールに送ります。
No Tivoli Storage Manager は静止モードになりません。したがって、詳細な通知メッセージと要約報告書を活動記録ログ およびサーバー・コンソールに送ります。 各メッセージには、該当ファイルのノード名、 ファイル・スペース名、および クライアント名が含まれます。 省略時値は No です。

ボリュームの書き込み開始日付

ボリュームを監査する日付範囲の始めを指定します。 この日付以降に書き込まれ、 時刻範囲基準に適合するすべての順次ボリュームが監査されます。 ストレージの中の すべてのオンライン・ディスク・ボリュームが監査に組み込まれます。   省略時 値は現在日付です。 サーバーは各ボリュームごとに 1 つの監査処理を開始し、処理を 順次実行します。 ボリュームを指定している場合は、このパラメーターは使用できま せん。 このパラメーターはオプションです。 ディスク・ボリュームを組み込める ボリュームの数を制限するためには、開始と終了の日付フィールドを ストレージ・プール・フィールドといっしょに使用します。

下の値の 1 つを使用して、データを指定することができます。

説明
MM/DD/YYYY 特定の日付 10/25/01

日付を入力すると、その日 (12:00:01 am から開始) に書き込まれたすべての 候補ボリュームが監査されます。

TODAY 現在日付 TODAY
TODAY-days または -days 現在日付から指定した日数を引く 指定できる最大日数は 9999 です。 TODAY -7 または -7.

1 週間前に書き込まれたボリュームを監査するには、FROMDATE=TODAY-7 または FROMDATE=-7 と指定することができます

ボリュームの書き込み終了日付

監査するボリュームの日付範囲の終わりの日付を指定します。 この日付以前に書き込まれ、 時刻範囲基準に適合するすべてのボリュームが監査されます。 値を指定しない場合には、現行日付が使用されます。 ボリュームを指定している場合は、このパラメーターは使用できません。 このパラメーターはオプションです。  ディスク・ボリュームを組み込めるボリュームの数を制限するためには、開始と終了の日付フィールドを ストレージ・プール・フィールドといっしょに使用します。

以下の値の 1 つを使用して、日付を指定することができます。

説明
MM/DD/YYYY 特定の日付 10/25/01

日付を入力した場合には、その日付で (12:00:01 AM で開始) 書き込まれたすべての候補ボリュームが評価されます。

TODAY 現在日付 TODAY
TODAY-days または -days 現在日付から指定した日数を引く 指定できる最大日数は 9999 です。 TODAY -1 または -1

昨日までに作成された情報を表示する場合は、TODATE=TODAY-1 または簡単に TODATE=-1 と指定することができます。

ストレージ・プール名

このストレージ・プールからのボリュームだけが監査されることを指定します。 このパラメーターはオプションです。 ボリュームを指定した場合には、このパラメーターは使用できません。