ドライブの更新

ドライブを更新するには、次のフィールドを完了してから「完了」をクリックしてください。このタスクを終了するには、「取消」をクリックしてください。

ワールド・ワイド名

ドライブが外部コピー操作用にデータ・ムーバーによってアクセスされることになる場合には、ドライブのファイバー・チャネル・ワールド・ワイド名を入力します。ドライブにワールド・ワイド名が含まれる場合、これは、ドライブに欠陥が生じ、別のドライブと置き換えられた場合にのみ指定します。ファイバー・チャネル・ワールド・ワイド名を更新して、ドライブ定義および関連したパス定義を保存できます。 

シリアル番号

更新するドライブのシリアル番号を入力します。  指定可能な値は次のとおりです。

serial number ドライブのシリアル番号を指定します。
Autodetect このドライブへのパスがすでに定義されている場合は シリアル番号を自動的に検出することを指定します。

ドライブへのパスがすでに定義されている場合に シリアル番号を入力すると、入力した番号が Tivoli Storage Manager によって検出された番号と比較されます。  番号が一致しない場合は、このコマンドは失敗します。

エレメント

更新するドライブのエレメント・アドレスを入力します。 このフィールドは、 操作がライブラリー・マネージャーであるサーバーから 実行されるときに、SCSI ライブラリー内のドライブのみに有効です。  指定可能な値は次のとおりです。 

address ドライブのエレメント・アドレスを指定します。
Autodetect このドライブへのパスがすでに定義されている場合は エレメント・アドレスを自動的に検出することを指定します。

ドライブへのパスがすでに定義されている場合に エレメント番号を入力すると、入力した番号が Tivoli Storage Manager によって検出された番号と比較されます。  番号が一致しない場合は、このコマンドは失敗します。

ドライブが位置するライブラリーが Read Element Status SCSI コマンドを サポートしておらず、ELEMENT=AUTODETECT の場合は、 コマンドは Tivoli Storage Manager エラー・メッセージを出して失敗します。

サーバーは、ドライブの物理的な位置をドライブの SCSI アドレスに 結び付けるためにエレメント・アドレスを必要とします。ライブラリー構成のエレメント・アドレスを知るためには、その装置のメーカーの情報を調べてください。

オンライン

ドライブのオンライン状態の値を選択します。このパラメーターはオプションです。

ONLINE=YES または ONLINE=NO と一緒に他の任意指定パラメーターを指定しないでください。これを行うと、ドライブの使用中は、ドライブが更新されなくなり、コマンドが正常に実行されなくなります。

使用可能なオプションは次のとおりです。

Yes ドライブを使用できるようにすることを指定します。
No ドライブがオンラインにならないことを指定します。

ドライブが活動プロセスまたはセッションに関係しているときにこのコマンドを出すことができますが、これは勧められません。このコマンドにより、ドライブをオフラインにして、保守など他の活動に使用することができます。

ドライブを使用中にオフラインにすると、ドライブはオフラインとマークされます。ただし、マウントされているボリュームはその現在のプロセスを完遂します。 このボリュームが特定のトランザクションのための一連のボリュームの中の 1 つであった場合、そのドライブはこの後、一連のボリュームのマウントを完了するために使用することはできません。ほかに使用可能なドライブがなければ、活動プロセスは正常に実行されないことがあります。

たとえサーバーが停止され、再び立ち上げられても、更新済み状態が保持されます。サーバーの立ち上げ時にドライブがオフラインにマークされていると、そのドライブは手動でオンラインにする必要があるということを通知する警告が出されます。ライブラリー内のすべてのドライブがオフラインになるように更新されていると、ライブラリー・マウント・ポイントを必要とするプロセスは、それの取得を待たずに機能しなくなります。

クリーニング頻度

選択したドライブに設定したいクリーニングの頻度値を入力します。ACSLS 下の 3494 のライブラリーや STK ライブラリーなどの 外部管理下のライブラリーの場合は、 このパラメーターは無効です。

使用可能な値は次のとおりです。

None サーバーが装置クリーニングの必要性を追跡しないことを指定します。一部の ライブラリーには、独自の自動クリーニングを備えているも のがあります。
Asneeded ドライブが装置ドライバーにクリーニングが必要であることを報告した場合にのみ、サーバーがチェックインされたクリーナー・カートリッジをドライブにロードするように指定します。 
ギガバイト 1 〜 9999 までの値をギガバイト単位で指定します。これは、サーバーがドライブにクリーナー・カートリッジをロードする前に処理されるデータの量を示します。ドライブのクリーニングは、ドライブがクリーニングの必要性を示したときにも行われます。