バックアップ・コピー・グループの定義

バックアップ・コピー・グループを定義するためには、最初に以下のフィールドをすべて入力してから、「完了」をクリックするか、あるいは「取消」をクリックしてこのタスクを終了してください。 コピー・グループの名前は STANDARD です。

ポリシー・ドメイン名

コピー・グループを定義しようとするポリシー・ドメインの名前を選択します。 このパラメーターは必須です。

ポリシー・セット名

コピー・グループを定義しようとするポリシー・セットの名前を選択します。

管理クラス名

コピー・グループを定義しようとする管理クラスの名前を選択します。 このパラメーターは必須です。

コピー宛先

バックアップ・データが保管される 1 次ストレージ・プールの名前を選択します。 このパラメーターは必須です。

コピー頻度

連続したバックアップの間の最小日数を入力します。 省略時値は 0 です。

バージョン・データ (既存分)

現在クライアント・ファイル・システム上にあるファイルについて保存するバックアップ・バージョンの最大数を入力します。 省略時値は 2 です。

データが削除されたバージョン

クライアント・ファイル・システムから削除されるファイルについて保存するバックアップ・バージョンの最大数を入力します。

残りのバージョンの有効期限は、非活動バックアップ・バージョン保存パラメーターまたはバックアップ・バージョンのみ保存パラメーターで指定した保存時間によって決まります。 省略時値は 1 です。

非活動バックアップ・バージョン保存

バージョンが非活動になった後でバックアップ・バージョンを保存する日数を入力します。 クライアントが最新のバックアップ・バージョンを保管するか、あるいはクライアントがファイルをワークステーションから削除して完全増分バックアップを実行すると、ファイルのバージョンが非活動になります。 非活動バージョンの数が「データが存在するバージョン」、または「データが削除されたバージョン」パラメーターによって許可された数を超えない場合でも、サーバーは保存時間に基づいて非活動バージョンを削除します。 省略時値は 30 です。

バックアップ・バージョンのみ保存

クライアントのファイル・システムから削除されたファイルの最後のバックアップ・バージョンを保存する日数を入力します。 省略時値は 60 です。

コピー・モード

ファイルが最後にバックアップされてからそのファイルについて行われた変更に基づいてファイルをバックアップする必要があるかどうかを指定します。 この値は全増分バックアップの場合にのみ使用され、部分増分または選択バックアップ時には無視されます。 この パラメーターはオプションです。 省略時値は Modified です。

Modified 最後のバックアップ以降にファイルが変更されている場合にだけ、ファイルをバックアップすることを指定します。
Absolute 変更されているかどうかには関係なくファイルをバックアップするよう指定します。

コピー逐次化

バックアップ処理中にファイルまたはディレクトリーが変更された場合にこれらをどのように扱うか、また変更が行われた場合にサーバーが何を行う必要があるか、を指定します。 このパラメーターはオプションです。 省略時値は Shrstatic です。

Shrstatic ファイルまたはディレクトリーは、変更中にバックアップしてはならないことを指定します。 クライアント・ユーザー・オプション・ファイル内の CHANGINGRETRIES に指定された値に応じて、サーバーは 4 回までバックアップの実行を試みます。 バックアップが試みられるごとにファイルまたはディレクトリーが変更された場合には、サーバーはそれをバックアップしません。
Static ファイルまたはディレクトリーがバックアップ中には変更してはならないことを指定します。 バックアップの試行が行われているときにファイルま たはディレクトリーが変更されると、それらはバックアップされません。 サーバーはバックアップの実行を 1 回だけ試みます。 STATIC オプションをサポートしないプラットフォームでは、SHRSTATIC (共用静的) が省略時値となります。
Shrdynamic バックアップ時にファイルまたはディレクトリーが変更される場合に、サーバーはそのファイルまたはディレクトリーが変更されても、最後の試行時にファイルまたはディレクトリーをバックアップするように指定します。 クライアント・オプション・ファイル内の CHANGINGRETRIES に指定された値に応じて、サーバーは 4 回までバックアップの実行を試みます。
Dynamic ファイルまたはディレクトリーがバックアップ処理時に変更中であるかどうかにかかわらず、サーバーはそれを最初の試行でバックアップすることを指定します。

TOCDestination

目次 (TOC) を生成するイメージ・バックアップ操作のために最初に TOC を 格納する 1 次ストレージ・プールを指定します。 このパラメーターはオプションです。 宛先としてコピー・ストレージ・プールを指定することはできません。宛先に指定するストレージ・プールは NATIVE または NONBLOCK のデータ・フォーマットでなければなりません。  これは、z/OS、OS/390、または OS/400 PASE オペレーティング・システムで実行されているサーバーではサポートされません。  

NDMP バックアップの TOC 作成が要求され、イメージがバインドされている管理クラスのバックアップ/コピー・グループが TOC 宛先を指定していない場合には、バックアップ操作の TOC パラメーターの指定内容によって処理結果が異なります。